Topics

トピックス

「刑務官ってどんな仕事?」クイズと体験でのぞいてみよう|岩国刑務所

職員の集合写真

取組の概要

クイズや職場体験を通じて、刑務官の仕事を楽しく伝える岩国刑務所。生徒や学生と一緒に考え、体験する中で、職員も仕事の役割や面白さをどう伝えるかを考え、刑務所をより身近に感じてもらえるよう取り組んでいます。

説明する前に、一緒に考える

「岩国刑務所で、できないことはどれでしょう?」。公務員専門学校などで行う採用説明会は、四択クイズから始まります。受講者が答えを考え、職員と言葉を交わすうちに、少し遠く感じられていた刑務官の仕事が、身近な進路の一つに変わっていきます。

体験して分かる刑務官の仕事

岩国刑務所では、これまでの採用広報が、業務や募集要領の説明に多くの時間を使い、参加者の興味を引き出しにくいことを課題と捉えていました。そこで取り入れたのが、緊張をほぐすアイスブレイクです。「三つの真実と一つのウソ」や刑務所にまつわるクイズを通じ、参加者と職員が一緒に考えられる場をつくりました。クイズの後には、業務説明や募集要領にも関心を持って耳を傾ける様子が見られました。

伝え方を変える取組は、近隣の中学校を対象とした職場体験にも広がっています。生徒は、辞令交付式に臨んだ後、医務課で血圧の測り方や自分の脈の音、健康管理について学びました。模擬居室では、「宝探しゲーム」として、持込みや所持が禁止されている物品が隠されていないかを捜索。武道場では、護身術や防災用具の組立てにも挑戦しました。このほか、法教育や刑務所で提供される食事の説明、作業適性検査などを通じて、刑務所を支えるさまざまな業務に触れました。

模擬居室での「宝探しゲーム」

知ってもらう場を、もっと楽しく

一方的に説明するのではなく、問い、探し、体を動かして知ってもらう。生徒や学生にとっては、刑務所や刑務官の仕事を自分の目で確かめる機会になります。職員にとっても、どのような伝え方なら仕事の役割や面白さが届くのかを考え直すきっかけです。

岩国刑務所が目指すのは、さまざまな人が刑務所を訪れ、学ぶことができる「刑務所パーク」という将来像です。まずはクイズや職場体験から。これからも参加する人との距離を縮める工夫を重ね、刑務所の仕事を地域にひらいていきます。


—

ミッションチャレンジ2026とは

法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。

寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。

各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

SHARE