取組の概要
群馬の銘菓「旅がらす」と、前橋市景観資産に登録された前橋刑務所のレンガ塀を一つのパッケージに。企業と刑務所がそれぞれの強みを持ち寄り、地域共生や再犯防止を目指す取組です。
地域の二つの資源を、一つの形に
群馬で60年以上親しまれている銘菓「旅がらす」。そのパッケージに描かれたのは、前橋刑務所のレンガ塀です。お菓子を手に取る何気ない時間が、刑務所と地域の取組を知る入口になりました。
パッケージから、次の協働へ
旧前橋監獄の時代から残るレンガ塀と表門は、令和3年12月に前橋市景観資産に登録されています。この歴史的、文化的景観を、より有効に活用できないか。刑務所に関心をもつ人だけでなく、これまでに施設と関わる機会がなかった人たちにも、刑務所の取組を伝えられないか。そこから、銘菓のパッケージを使った協働が始まりました。
前橋矯正展に毎年出店してきた「旅がらす本舗清月堂」をパートナーに、同社が持つ商品の発信力と、前橋刑務所の印刷技術、レンガ塀という地域資源を組み合わせ、コラボレーションパッケージを制作しました。職員が企画・発案を、受刑者が制作を担当し、令和8年7月の「社会を明るくする運動」パレードでは、担当した職員が制作の経緯を説明しながら販売会を実施し、会場にはオリジナルのポップも並びました。

レンガ塀を新しい接点の起点に
一つの商品を一緒につくる過程で、企業と刑務所は、それぞれが取り組む地域安全を含む社会貢献や犯罪被害者支援に対する思いを共有しています。刑務作業製品の売上げの一部を犯罪被害者支援の活動資金として助成する取組など、互いの活動を知ることが、次の協働を考える土台になっています。受刑者にとっても、自ら関わった商品を、多くの人が手に取ることは、刑務作業と社会とのつながりを知る機会になります。
つながることから、新しい価値の創造へ。前橋刑務所は、自治体や企業、地域のニーズに寄り添いながら、レンガ塀を起点に、新しい接点を生み出していきます。
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ミッションチャレンジ2026とは
法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。
寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。
各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

