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小さな気づきから、地域と育てる子どもたちの安心。|松江少年鑑別所

登校班を見送る職員

取組の概要

雨の日、路肩で待っていた小学生たちに、屋根のある待機場所を。松江少年鑑別所が学校や地域と話し合い、施設のエントランス下を生かして、子どもたちの登校を支える取組です。小さな気づきから、日常の安心と新しいつながりを育てています。

雨の日の風景から

雨の日の朝、傘を差した子どもたちと保護者が、細い路肩に集まる。車の通りが多く、見通しもよくない場所で、落ち着いて待つことは簡単ではありませんでした。そんな日常の風景への気づきから、松江少年鑑別所と地域をつなぐ取組が始まりました。

施設の「場所」が、地域の安心に

松江少年鑑別所は、松江城下の住宅地にあり、すぐ隣に民家がある、地域に根差した施設です。近隣の小学校の登校班は、施設北側の住宅街にある路肩を集合場所としていました。雨の日には、子どもたちと保護者が傘を差して待つことになります。そこで着目したのが、施設のエントランス下でした。

ここには屋根があり、雨を避けられます。外塀や門がなく、見通しがよいという施設のつくりも、待機場所に適していました。学校関係者などと協議し、雨天時の登校班の待機場所として提供することにしました。学校に少し近くなり、路肩ではなく、屋根の下で待てる場所が生まれました。

施設の前で手を振る職員

小さな気づきを、地域とともに育てる

これは、施設が場所を一方的に差し出すだけの取組ではありません。地域の困りごとに施設が気づき、学校や保護者などと話し合い、それぞれの立場から子どもたちの登校を支えるものです。地域に開かれた施設の構造が生かされ、日々の登校風景の中に、施設と地域との自然な接点も生まれています。施設にとっても、身近な声に目を向け、自分たちの環境や役割を地域の安心につなげる機会となっています。

今後は、子どもたちの声も取り入れながら、より使いやすい環境を考えていきます。さらに、登校時以外にも、グラウンドやレクリエーション室などを地域で活用できる仕組みを検討しています。小さな気づきを、地域とともに育てる。松江少年鑑別所は、学校や地域の人々と力を持ち寄り、日常の中に安心とつながりが息づく関係を目指します。


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ミッションチャレンジ2026とは

法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。

寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。

各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

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