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イタリアとの出会いが新たな社会をつくる、神戸刑務所の「食と更生」構想|神戸刑務所

イタリアとのオンライン意見交換

取組の概要

社会とのつながりは食から。神戸刑務所は、イタリアの刑事施設を参考に、受刑者が商品を考え、つくり、買う人に届ける「プリズンベーカリー」を構想しています。イタリアとの連携を強め、企業や地域の人と力を合わせながら、社会とつながる新たな更生の形を育てていく取組です。

パンを売るだけではない、社会との新たな中継地「プリズンベーカリー」

焼き上がったパン、刑務作業製品、インテリア、展示物に至るまで、ここでは全てが「All Prison Made」。近寄り難かった神戸刑務所を身近に感じてもらうための中継地、「プリズンベーカリー」の構想が動き始めています。

イタリアとの連携強化、そして、実践から学ぶ

目指すのは、空間全てが刑務所製のベーカリー。受刑者が商品づくりから接客、果ては運営までに関わり、企業やデザイナー、地域の人と出会う。消費者の声を次の商品やプログラムに生かし、出所後の仕事にもつながる、そんな仕組みを構想しています。

ヒントを得たのは、イタリアの刑事施設と、それを支える「社会的協同組合」の仕組みです。イタリアでは企業等の外部団体などが刑務作業に係る商品開発から製造、販売、雇用までを一つの事業として設計し、民間主導で活動しています。特に食分野は顕著であり、ワインの製造や高級レストラン、ブランド製品などを様々な刑務所が展開することで、刑務所自体が身近な存在として市井から受け入れられています。

神戸刑務所もこれを参考にすべく、イタリア在住のフードジャーナリストや、ボッラーテ刑務所の中にあるミシュランガイド掲載レストラン「イン・ガレラ」の創設者と意見交換を繰り返し、日本でどのように実施できるかについて日々検討を繰り返しています。活動が続けば、「日本初の姉妹刑務所」として、矯正のグローバリゼーションにも寄与できるかもしれません。

関係者の集合写真

活動の現在とこれから

刑務所の中でも準備を進めており、神戸市の就労支援ベーカリー&カフェや調理食品専業メーカーを訪ね、ベーカリーの運営等などを学びながら、休止していた職員食堂を2026年7月から再開させ、受刑者が考案したパンの販売や、2026年10月の矯正展で受刑者が実際に作った食品を販売することを検討しています。

まだまだ走りたての夢ではありますが、日本とイタリア、刑務所と企業、つくる人と買う人の間に新しい関係を結び、社会と刑務所がともに更生を信じられる場を、神戸から形にしていきたいと思います。


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ミッションチャレンジ2026とは

法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。

寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。

各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

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