取組の概要
盆踊り、球技大会、運動会、防災訓練。有明高原寮と宮城地区では、少年と住民が季節の行事をともにつくり、地域からの応援の言葉も少年へ届けています。
季節が巡るたび、顔を合わせる
夏の盆踊りでは、地域の子どもも大人も、少年たちも職員も、一つの輪になります。秋の運動会では、地域の子どもと有明高原寮の少年が、公民館長と寮長を前に選手宣誓をします。長野県安曇野市の宮城地区では、少年院と地域が季節の行事をともにつくる風景が、長く受け継がれています。
行事と防災を、ともにつくる
有明高原寮は、ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」の舞台となった土地に開設され、地域に支えられながら、外塀もフェンスもない開放的な環境での教育を続けてきました。そのつながりは、年に一度の交流ではありません。5月の公民館対抗ソフトボール大会、7月の「社会を明るくする運動」球技大会、8月の交歓球技大会と盆踊り、10月の運動会、11月の合同防災訓練、1月の三九郎と、年間をとおして、地域の人と交流があります。
球技大会で大切にしているのは、勝ち負けよりも交流を楽しむことです。少年たちはその日に向け、練習を重ねます。合同防災訓練では、有明高原寮を地域の災害対策を支える場所の一つと捉え、住民とともに非常時の対応力を高めます。地域の行事に寮が加わるだけでなく、寮の施設や環境も地域の備えに生かされています。

地域の言葉を、少年へ返す
令和7年には、10数年ぶりに宮城地区の住民を対象に施設見学会を開催し、施設へのさまざまな思いを聞きました。今年からは、地域住民の協力を受け、有明高原寮を仮退院する少年に、地域の人から寄せられた応援メッセージカードを渡す取組が始まっています。活動する姿を地域に伝え、地域からの言葉を少年へ返す。その日だけで終わらない交流が始まりました。
有明高原寮と地域の間には、施設の中と外という境界を越えた、日常的なつながりがあります。同じ輪で踊り、同じグラウンドで汗を流し、ともに災害へ備える。そうした交流を重ねながら、互いに地域を支える仲間として歩んでいます。これからも宮城地区とのつながりを大切にし、少年が地域の人と関わりながら、社会との関係を学べる環境を育てていきます。
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ミッションチャレンジ2026とは
法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。
寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。
各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

