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地域の困りごとが少年たちの学びの場になる|泉南学寮

阪南市社会福祉協議会の前での集合写真

取組の概要

高齢化や人手不足など、地域の困りごとに応える「泉南学寮グリーンサポーター」。少年たちが自分たちにできることを考え、活動し、振り返りながら、地域の人とともに成長していく取組です。

困りごとを知ることから始める

漁港での作業、家の片付け、買い物の荷物運び。泉南学寮の少年たちは、地域から寄せられた一つひとつの困りごとに向き合います。何を準備し、どう動き、活動から何を学んだのか。地域でのボランティアを、自ら考え、行動し、振り返る学びにつなげています。

以前は、地域と関わる活動があっても、どのような課題に応えているのかが見えにくく、少年自身も「つながっている」という実感を持ちにくい状況がありました。そこで泉南学寮は、社会福祉協議会と連携し、少年院では初となるボランティア団体「泉南学寮グリーンサポーター」を設立しました。社会福祉協議会が地域の困りごとと少年たちの役立ちたいという気持ちを把握し、マッチングさせることで、必要とされる場所で活動できる仕組みです。

考え、動き、振り返る

活動の前には、少年たちがグループワークを行います。依頼の内容を知り、自分たちに何ができるかを考え、必要な準備をする。活動後には振り返りを行い、できたことや次に工夫したいことを言葉にします。参加するだけで終わらせず、考える、動く、振り返るという流れを大切にしています。

漁港では、人手が足りないという声を受けて作業に参加しました。個人宅では、自分だけでは片付けが難しいという相談に応じて清掃を実施。買い物支援では、荷物を運ぶことが負担になっている人を手伝いました。継続して依頼される活動もあり、交流は、福祉施設でのイベントや子ども食堂などへも広がっています。令和2年度から令和7年度までに、活動は67回、延べ261人が参加しました。

買い物支援の様子

「次もお願いしたい」が活動を広げる

令和6年度の出院時アンケートでは、92%がグリーンサポーターの活動は自己改善に役立ったと回答しています。ただし、この数字だけで変化を断定するのではなく、地域の人と一緒に動き、自分の行動を振り返る経験が、社会との関わり方を考える機会になっていることがうかがえます。

地域の困りごとを教えてもらい、少年たちが力を持ち寄り、活動を次の学びへ返していく。泉南学寮は、地域とのつながりを一度きりの交流で終わらせず、少年、職員、地域がともに育つ仕組みとして続けていきます。


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ミッションチャレンジ2026とは

法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。

寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。

各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

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