取組の概要
ハーバリウムの販売や作業療法の体験を通じ、施設の仕事を地域の人に紹介する岡崎医療刑務所。市民活動のイベントに参加し、顔の見える関係を築いています。
施設の側から、地域へ出てみる
ハーバリウムを手に取る人。フォトフレーム作りを体験する人。展示を読み、職員に質問する人。地域のイベント会場に現れたのは、ふだん外からは見えにくい岡崎医療刑務所の仕事を知る、小さな入口です。
製品と体験が、会話のきっかけに
岡崎医療刑務所は、精神疾患のある男性受刑者を収容する医療専門施設です。刑務官のみならず、医師や看護師、さらには管理栄養士、社会福祉士、作業療法士などの様々な職種の職員が関わる施設ですが、地域の人にとっては、何をしているのか分かりにくい「謎の施設」でもありました。そこで、待っているのではなく、施設の側から地域へ出て、知ってもらう活動を始めています。
舞台の一つが、岡崎市内の地域交流センターで開かれる市民活動のイベントです。展示ブースでは、施設の役割や作業療法をパネルで紹介。受刑者が製作したハーバリウムを販売し、来場者が作業療法の一部を体験できるコーナーも設けました。見るだけでなく、手を動かし、職員と言葉を交わすことで、刑務所の中で行われている医療や社会復帰に向けた取組に触れられる場となっています。

顔の見える地域の一員へ
地域のイベントには、さまざまな市民団体が参加します。岡崎医療刑務所も、その一員として同じ会場に立つことで、これまで接点のなかった人たちと出会います。施設にとっても、地域の人が何に関心を持ち、どこに疑問を感じるのかを直接知る機会です。製品や体験を間に置くことで、一方的に説明するだけではないやり取りが生まれます。
今後も、夏休みの学びをテーマにした催しや地域交流センターの記念イベントなど、地域行事への参加を予定しています。「謎の施設」から、顔の見える地域の一員へ。出会いを一つずつ重ねながら、地域に知ってもらい、応援される刑務所を目指します。
—
ミッションチャレンジ2026とは
法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。
寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。
各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

