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「まんず、やってみっか?」地域の相談から広がる秋田刑務所の協働|秋田刑務所

鹿嶋祭りで鍾馗様を務めた職員と地域の子どもたち

取組の概要

「まんず、やってみっか?」を合言葉に、祭りへの参加や道具づくりなど、地域の困りごとに向き合う秋田刑務所。地域との対話や協働を、職員が地域の視点や相手の立場を理解し、学ぶ機会へと発展させようとしています。

「まんず、やってみっか?」

祭りを担う人が足りない。学校で使う道具を、もっと使いやすくしたい。地域の人が集まるきっかけを。秋田刑務所と地域とのつながりは、そのような身近な相談から動き始めています。

秋田県では、人口減少と高齢化が進んでいます。地域行事や暮らしを支える担い手の減少は、刑務所の周辺でも人ごとではありません。秋田刑務所が掲げるのは、「絆 グッどいぐなる~地域と共生し、人を矯正する~」というビジョン。まずは地域の声を聞き、自分たちにできることを考えることから始めています。

ものづくりへ広がる相談

そうした中で生まれた取組の一つが、約400年続いている地域のお祭り「鹿嶋祭り」への参加です。少子高齢化により、祭りの主役となる「鍾馗(しょうき)様」の担い手を選ぶことが難しくなっていた地域から、刑務所職員に相談が寄せられました。刑務所職員が鐘馗様役を担うのは、これが初めてのこと。「まんず、やってみっか?」と、職員が役を引き受け、地域の人々と祭りをつくる側に加わりました。

つながりは、ものづくりにも広がっています。秋田県立視覚支援学校からニーズを聞き、刑務作業で書見台を製作しました。学校が必要とする形を刑務所に伝え、刑務所が製作技術を生かして形にする。完成品を納めて終わるのではなく、「次は何ができるだろう」と、次の一歩を探しています。

鹿嶋祭りに参加した関係者の集合写真

地域の専門性を、施設の中へ

受刑者の高齢化も進んでいます。秋田県作業療法士会と連携し、塗り絵、けん玉、頭と身体を使う体操などを、一般改善指導として取り入れました。外部の専門的な視点と、受刑者の日常を知る職員の経験を持ち寄り、より適した活動を一緒に考えています。

ほかにも、職員と地域の方とが対話する参観の機会を設けたり、相手の立場になって物事を考える経験を積むための高齢者疑似体験やロールプレイ研修を企画するなど、職員の意識にも変化が生まれています。一つの相談に応えれば、次の課題やアイデアが見えてくる。秋田刑務所は、地域との絆を深めることで、職員と施設の成長につなげ、ともに「グッどいぐなる」関係を育んでいきます。


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ミッションチャレンジ2026とは

法務省矯正局のミッションは、「更生を信じる力で、もっと安全で豊かな社会を」。このミッションを、全国の刑務所・少年院などの現場でどう形にしていくか。その実践を持ち寄り、共有する場が「ミッション・チャレンジ」です。2026年は、全国から37件の取組が寄せられました。

寄せられた37件のうち、10件は10月17日の最終発表会で発表されます。これとは別に、書類審査を経て、27の施設・機関の取組にチャレンジ賞が贈られました。

各施設の取り組みは下記よりご覧ください。

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